メキシコマンネングサ

メキシコマンネングサ(ベンケイソウ科)[墨西哥万年草]

メキシコから送付された種子の栽培品を基に記載されたのでこの名があるが、原産地は不明。中国東部と推定されているが、渡来時期も不明。昭和44年(1969年)に東京都で帰化が確認された。

関東地方以西の日当たりのよい道端や空き地のコンクリートの割れ目などに生える多年生の帰化植物で、多肉質で全体無毛。茎は円筒状、鮮緑色で赤みを帯びず、下部はやや地をはい、上部は直立して高さ10-25cmになる。
葉は鮮緑色で光沢があり無柄、長さ1.3-2cm、幅2-3mmの線状楕円形で先は鈍形、断面は楕円形で厚さは幅の1/2程度、ふつう4輪生するが、花をつけた茎では互生することが多く、ときに対生、3輪生となる。
茎の先に5-6個の枝を水平に広げ、直径0.7-1.2cmの花を各枝に7-8個つける。花は無柄、萼片は5個、長さ2-6mmで多肉。花弁は5個、濃黄色で花時に平開し、長さ約4mmの菱状狭卵形で鋭頭。雄しべは10個、裂開直前の葯は鮮黄色で裂開直後に赤みを帯びる。雌しべは5個でほぼ直立する。
よく結実し、果実は長さ約5mmで斜めに立ち、数個の種子を入れる。種子は長さ0.8mmで微小な突起が並ぶ。

オノマンネングサは葉が3輪生し、白緑色で光沢はない。ツルマンネングサは茎が長くはい葉が扁平。コモチマンネングサは葉がへら形。
花期:3-6月
分布:帰化植物
撮影:2017.5.15 神奈川県横須賀市
メキシコマンネングサ-2
水平に伸びた枝が傘状に広がり花が互生してつく。 2017.5.15 神奈川県横須賀市

メキシコマンネングサ-3
花は5数性。 2017.5.15 神奈川県横須賀市

メキシコマンネングサ-4
萼片は多肉。雄しべは10個、裂開直前の葯は鮮黄色。 2022.5.17 川崎市宮前区

メキシコマンネングサ-5
葉はふつう4輪生するが、花をつけた茎では互生することが多く、ときに対生、3輪生となる。 2022.5.17 川崎市宮前区

メキシコマンネングサ-6
花のない茎の葉は4-5輪生する。 2009.6.28 東京都杉並区

ツルマンネングサに戻る コモチマンネングサに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。