ウラシマツツジ

ウラシマツツジ(ツツジ科)[裏縞躑躅]

ウラシマの名は、葉の裏の葉脈が網目状にはっきり目立つことからついた。
高山帯の風衝地の礫地に群生する落葉小低木で、地下茎を分枝しながら長く伸ばして広がる。茎(枝)は斜上して高さ2-6cm、
葉は枝先に数個ずつ集まってつき、倒卵形で質が厚く光沢がある。先は円く、基部は細くなって葉柄に流れる。縁には鈍鋸歯がある。表面は主脈の両側に網目模様のへこんだ細脈が走り、葉の裏面は白っぽく、隆起した細脈が目立つ。
新芽を出すと同時に前年枝の先に短い花茎を出し、葉の展開より先に、アオノツガザクラに似て黄白色の壺形だがやや細長い花を2-5個ずつ下向きにまとめてつける。花冠は長さ5-8mmでしだいにすぼまって先端は小さく5裂し少し開く。花冠の内側に軟毛があり、雄しべは10個。萼は5深裂する。
果実は直径0.8-1cmの球形の液果状で、赤くなってから紫黒色に熟す。そのころ、他の植物に先駆けて美しく紅葉する。
上の写真は紅葉の始まったころのもの。ガンコウランなどとよく混生している。 梅雨入りのころに花が咲き出すので、大方の登山者は花が咲くものとは思わず、初秋の鮮紅色の紅葉のイメージしか持っていない。
花期:6-7月
分布:北・本(中部以北)
撮影:1989.9.23 岐阜県上宝村


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