ガンコウラン

ガンコウラン(ツツジ科)[岩高蘭]

高山帯の雪田の周囲やハイマツの縁などに多い常緑で雌雄異株の常緑小低木で、地上をはいよく分枝してマット状に広がり、立ち上がって高さ10-25cmになる。若枝には白色の綿毛が生える。
葉は長さ3-7mm、幅0.7-1mmの線形の葉が輪状に互生し、濃緑色で縁は裏側に巻き込みほぼ筒状になる。
花は3数性。直径4mmほどで前年枝の枝先の葉腋に1個ずつつく。花弁と萼片は3個あり、雄花は3個の赤紫色の雄しべがあり、雌花は柱頭が不規則に裂けた暗紫色の雌しべが1個ある。雌株は雄株より数が少ない。
果実は直径0.6-1cmの球形の液果で紫黒色に熟す。中に核がある(核果)。
旧分類体系では、独立したガンコウラン科であったが、APG体系ではツツジ科に統合された。
ガンコウランの実は生食では甘みの中にやや渋み・苦味があり、まずいという人もいるが、コケモモやクロマメノキと同様、山歩きをする者にとって秋の山の重要な収穫物。紫黒色の甘酸っぱい実をジャムにしたり、焼酎につけて果実酒とする。
岩高蘭と書くがランとはまったく関係がなく、由来も不明。
花期:5-6月
分布:北・本(中部以北)
撮影:2006.8.5 青森市

ウラシマツツジに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。