シロバナツタバウンラン

シロバナツタバウンラン(オオバコ科)[白花蔦葉海蘭]

ツタバウンランの白花をつける品種。下唇隆起部の黄色い斑紋はそのまま残っている。どこでも普通に見られるツタバウンランに比べてまだ少ない。
人家周辺の石垣やコンクリートの隙間などに生え、観賞用に移入された地中海原産の1年草。茎は長さ10-40cmの針金状で地上をはい、節から不定根を出す。茎は明るい緑色で赤みを帯びず、葉は無毛でやや光沢がある。
葉腋から細い花柄を出して白色の仮面状の唇形花を1個つける。上唇は2裂して直立し、下唇は先は3裂し、喉部が隆起して黄色の斑紋がある。花冠の後端は距となる。雄しべは4個、雌しべは1個。萼は無毛で基部近くまで5裂し、裂片は長さ2mmの披針形でややとがる。
花期:2-10月
分布:帰化植物
撮影:2020.5.1 横浜市中区
シロバナツタバウンラン-2
黄色の斑紋以外は白色。 2020.5.1 横浜市中区

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