ノガリヤス

ノガリヤス(イネ科)[野刈安]

名は野に生えるカリヤスの意。カリヤスは黄色の染料を採るススキ属の多年草で、刈りやすいことからの名。比叡山の西塔付近に多いので別名サイトウガヤという。

丘陵~山地の明るい草地や林縁に生える変化の多い多年草。茎は細くてやや硬く、叢生して高さ0.5-1.5mになる。
葉は長さ30-60cm、幅0.6-1.2cmの線形で縁に細縁歯があり、途中から表裏転倒している。葉舌は高さ2-5mm。
花序は円錐状で長さ10-50cmでやや密に多数の小穂をつける。小穂は長さ4-6mmの披針形で1小花からなり、紫色を帯びた淡緑色でやや光沢がある。護穎は2個の苞穎とほぼ同長、基部近くの背から小穂の外に突き出る長い芒を出す。基毛は銀白色で短く、小花の1/3~2/3長。

同属のヤマアワは、基毛が小花よりかなり長い。
花期:8-11月
分布:北・本・四・九
撮影:2023.9.7 横浜市南区
ノガリヤス-2
花序は典型的な円錐花序。長さは変化がある。 2023.10.26 神奈川県厚木市

ノガリヤス-3
2023.9.7 横浜市南区

ノガリヤス-4
苞穎と護穎はほぼ同長。護穎の基部付近から長い芒を小穂の外に出す。 2023.10.26 神奈川県厚木市

ノガリヤスの葉
葉は線形で、しばしば途中で表裏反転する。 2023.9.7 横浜市南区


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