ザゼンソウ

ザゼンソウ(サトイモ科)[座禅草]

名は僧(達磨大師)の座禅の姿になぞらえたもの。別名ダルマソウという。
低山~亜高山帯の林下や水湿地に生え、花茎は高さ10-20cmになる多年草。ミズバショウよりやや乾いたところに生育し、ミズバショウよりも早く雪解けとともに咲き出す。青森県ではミズバショウより1ヶ月ほど早い。
根茎は太くて短い。葉は太く長い葉柄があり、肉厚で2-7個が根生して、展開して伸びると長さ幅とも30-40cmの円心形でつやがある。葉先はとがる。
花は葉の展開前に咲き、肉穂花序は長さ2-4cmの楕円形で仏炎苞に包まれる。仏炎苞は紫黒色~暗赤褐色で舟形、きわめて肉質で先は硬くとがり前方に曲がる。花は4数性で花被片4個、雄しべが4個、雌しべが1個あり、葯は黄色。
肉穂花序が発熱して仏炎苞の内側は温度が4℃ほど高くなり、悪臭もある。これは気温の低い時期に臭いで虫を呼び、虫の体温を高めて動きを活発にさせ、効率的な受粉に寄与させるためなのだろう。
果実は液果で夏~秋に熟す。
仏炎苞が緑色のものを、YListには記載がないがアオザゼンソウとよんでいる。
福井県から岩手県にかけて分布するナベクラザゼンソウは、葉が小さく腎円形で、仏炎苞は長さ7cm以下で夏に葉と同時に開く。
ヒメザゼンソウは仏炎苞は3-5cmと小さく、長楕円形の葉が展開して枯れかかったときに花が咲き、果実は翌年の花期に熟す。
花期:3-5月
分布:北・本(中部以北)
撮影:2010.4.24 青森県六ヶ所村
アオザゼンソウ
アオザゼンソウとよばれるタイプ 2005.4.10 青森県三沢市


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