ヨコハママンネングサ

ヨコハママンネングサ(ベンケイソウ科)[橫浜万年草]

横浜市で発見されたのでこの名があるが、その正体はよくわかっておらず、学名もまだない。

道端や街路樹の根元などに生える原産地不明の多年草で、南関東の都市部に広がっている。茎は基部で地をはい、分枝してマット状に広がり、上部で立ち上がって高さ3-10cmになる。無花茎では小さく、高さ5cm以下。
葉は多肉でふつう3個が輪生し、下部の葉はまばらにつくので輪生がよく分かるが、上部では密生していて分かりにくい。葉は長さ3-6mm、幅1.8mmの長楕円形で円頭または鈍頭。先端部に微細な粒状突起があるが、成葉ではあまり目立たなくよなる。断面は扁円形。
花は淡黄色で直径7-8mm。花弁は5個で長さ3-4mm。雄しべは10個で長さ2-3mm。子房は5mm。
果実は袋果で開出して星形になる。

オカタイトゴメは同じく葉の先に微細な突起があるが、葉は互生し、長さは3mmほどとヨコハママンネングサより短い。タイトゴメは海岸の岩場に生え、葉は3-7mmで粒状突起はほとんど見られない。
花期:6-7月
分布:帰化植物?
撮影:2019.5.29 神奈川県横須賀市
ヨコハママンネングサ-2
花弁は細い。 2019.5.29 神奈川県横須賀市

ヨコハママンネングサ-3
無花茎は密に葉がつく。 2019.5.29 神奈川県横須賀市

ヨコハママンネングサ-4
ふつう3個の葉が輪生する。 2019.5.29 神奈川県横須賀市

ヨコハママンネングサ-5
若い葉の先に粒状突起があるが、成葉では目立たない。 2019.5.29 神奈川県横須賀市

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