ヤマスカシユリ

ヤマスカシユリ(ユリ科)[山透し百合]

スカシユリに似ていて、山地に生えるのでこの名がある。

深山の岩場や崖地に生える多年草で茎は円い。スカシユリの変種。環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)。平らなところでも斜めに傾いていることが多く、崖では茎が下垂する。
葉は無柄で互生し、長さ7-10cmの線形~披針形。上部で輪生することがある。
花は茎の先に1-2個ついて上向きに開く。花被片は赤橙色で赤紫色の斑点が多い。花被片の広いところで幅2-3cmあり、基部が細くなるが隙間は狭い。花柄や蕾に綿毛がない。

母種のスカシユリは海岸に生え、茎は角張り、若いときに全体に綿毛がある。
花期:6-8月
分布:本(新潟・長野、青森県を除く東北地方)
撮影:2005.7.31 岩手県北部
ヤマスカシユリ-2
2005.7.31 岩手県北部

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