ウラジロアカザ

ウラジロアカザ(ヒユ科)[裏白藜]

海岸の砂地や湖畔などに発生するユーラシア原産の1年草で、明治時代の中頃に帰化が確認された。

茎は無毛で枝を分け、下部ははって次第に斜上し、上部は立ち上がり高さ10-40cmになる。茎に紅紫色の条が入るのが特徴。
葉は短い柄があって互生しやや厚く、長さ0.3-6cm、幅0.2-2cmの長楕円形で鈍頭、基部はくさび形。両側に2-4個の波状の鋸歯があり、表面は白色の粒状毛が散生して汚緑色、裏面は密生して純白色になり、縁はしばしば紅紫色に染まる。葉の大きさ、形は多様。葉裏にゴウシュウアリタソウのような腺点がないので匂わない。
茎頂と葉腋に穂状花序を出し、淡黄色の花が多数つく。花は両性花と雌性花が混在する。花序はほぼ無毛。花被片は2-5個、内側に曲がり外面にはまばらに粒状毛がある。
果実は胞果で果皮は薄い膜状。種子は直径0.8-1mmの扁球形、暗褐色でやや光沢がある。
花期:6-9月
分布:帰化植物
撮影:2005.9.4 青森県八戸市
ウラジロアカザ-2
2005.9.4 青森県八戸市

ウラジロアカザ-3
2016.7.29 神奈川県三浦市


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