ツルリンドウ

ツルリンドウ(リンドウ科)[蔓竜胆]

リンドウに似てつる性であることからの命名。リンドウとは別属。
人里から深山まで幅広い環境の木陰に生えるつる性の多年草で、茎は長さ0.4-1mに伸び紫色を帯びて、他の植物に絡まるか地面をはう。秋に芽吹き緑色のまま越冬する。
葉は対生し、長さ3-8cm、幅1-3cmの3角状披針形で全縁、基部は円く先は長くとがる。両面無毛でやや厚く、表面は光沢があり3本の葉脈が目立つ。裏面は紫色を帯びることが多い。葉柄は長さ0.5-1.5cm。
葉腋から短い柄を出し、淡紫色で長さ2.5-3cm、直径1.5-2cmの花を1-3個つける。花冠は筒状鐘形で先は5裂し裂片は狭3角形。裂片の間に小型の副片がある。雄しべは5個で花柱を囲む。萼筒は5条の狭い翼があり長さ6-7mm。萼裂片は線形で先はとがり、萼筒と同長~やや長い。
果実は長さ1.5cmほどの楕円形で紅紫色の液果で残存する花柱がある。花後に果柄が長さ1.5-2cmに伸びて、残存する花冠から突き出てくる。種子に膜質の3翼がある。
花期が長いので晩秋には赤い実と花が両方見られる。
まれに花の白いものがあり、シロバナツルリンドウという。
ホソバノツルリンドウは別属で、花冠は細長い筒状、裂片は4個で副片がなく、葉裏が紫色を帯びない。
花期:8-11月
分布:北・本・四・九
撮影:2005.10.16 宮城県鳴子町
ツルリンドウの果実
花よりも目立つツルリンドウの果実。果柄が伸びて残存する花冠から飛び出してくる。
2006.11.3 青森県蓬田村

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