タケトアゼナ

タケトアゼナ(アゼナ科)[タケト畦菜]

水田など、湿ったところに生える北アメリカ原産の1年草で、高さ10-50cmになる。
在来のアゼナに似ているが、葉に少数の鋸歯があり、4個の雄しべのうち2個が葯のない仮雄しべになっている帰化種が戦後になって多く見られるようになり、アメリカアゼナとよばれていた。これには葉の基部が葉柄状に細くなる系統(Cタイプ)と基部が円く茎を抱く系統(Rタイプ)が知られ、前者を(狭義の)アメリカアゼナ、後者をタケトアゼナと分けてよぶようになった。アメリカアゼナは明瞭な鋸歯があるが、タケトアゼナの鋸歯はやや不明瞭。タケトアゼナの花は、白色に淡紫色の斑紋が入ることが多いが純白のものもある。タケトの語源は不明。
花期:6-9月
分布:帰化植物
撮影:2004.8.1 岩手県山形村
タケトアゼナの葉
アゼナと違って葉に少数の鋸歯がある。 2004.8.1 岩手県山形村

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