シロバナニガナ

シロバナニガナ(キク科)[白花苦菜]

位置付けとしては環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)であるイソニガナの変種とされる。

全体にニガナより大きく、上部で分枝して高さ40-70cmになる多年草。茎や葉を切ると苦みのある汁が出る。
根生葉は長い柄があり、長さ8-15cm、幅1-3cmのへら形で羽状に裂けることが多い。先はとがり基部は耳状になり茎を抱く。
花は直径1.5-2cmで舌状花は白色。ニガナの5個に比べ8-11個と数が多い。

舌状花が黄色の品種をハナニガナという。ハナニガナのほうが圧倒的に見る機会は多い。
紛らわしいものにシロニガナとよばれるものがあるが、これはニガナの白花品で舌状花は5個。YListではニガナと区別していない。
同じ白花で似た感じのものにタカサゴソウがあるが、こちらは高さは30cmほどで小さく、舌状花が多く舌状花に淡い紫色の縁取りがある。
花期:5-8月
分布:日本全土
撮影:2001.7.8 青森市
シロバナニガナ-2
以前シロバナクモマニガナとして掲載していたもの。 1999.7.23 長野県小谷村

シロバナニガナ-3
丈が低く高山植物の風格を有するもの。 2009.8.2 岩手県一関市

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