サワギク

サワギク(キク科)[沢菊]

山地~亜高山帯の林内の沢沿いなど、湿ったところに生え、高さ40-90cmになる2年草。全体に軟らかく葉も質が薄い。
沢沿いなどの湿ったところに生えるのでこの名があり、花が終わると冠毛がぼろくずのように見えるので別名ボロギクというが、葉が虫に食われたようにボロボロに見えるからかもしれない。
茎はまばらに白毛が生え、直立し縦に稜がある。
葉は有柄で互生し、長さ5-14cm、幅2-8cmの卵状長楕円形で羽状に深裂し、裂片は3-6対、線状長楕円形でさらに切れ込み先はとがる。葉の形や毛の有無は変異が大きい。
茎の先にやや散房状に黄色の頭花をつける。頭花は細長い柄の先につき、直径1.2cmほどで舌状花は7-13個、筒状花は多数。総苞は長さ5mm、総苞片は長披針形で1列。
果実は長さ1.5mmの痩果で純白で光沢のある冠毛がある。
かつてはキオン属に含められていたが、茎葉は羽状に深く切れ込み、まるで刺のないアザミの葉のようであり、とてもキオン属には見えない。現在は独立したサワギク属とされている。この葉の形を覚えていれば山でこの花に出会ったときに区別は容易。
花期:6-8月
分布:北・本・四・九
撮影:1999.6.26 青森県十和田湖町

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