オオケタネツケバナ

オオケタネツケバナ(アブラナ科)[大毛種漬花]

山地の渓流沿いに生え、茎は直立して高さ20-50cmになる越年草~多年草。全体に白い開出する軟毛が多い。
葉は長柄があって互生し、奇数羽状複葉で2-5対の小葉からなり、小葉は長楕円形で基部はくさび形で先は円い。頂小葉が側小葉に比べ著しく大きく、側小葉に粗い切れ込みがある。
茎頂の総状花序に白色の十字形花をややまばらにつける。花弁は4個であまり平開せず、萼片4個、雄しべは6個、雌しべは1個。花柄や萼片の外側に短く白い毛が生える。
果実は長さ2cmほどの線形の長角果で、白毛が密生し湾曲しながら斜上する。

外見上極めてよく似たオオバタネツケバナは、全体に少し小さくて茎はほぼ無毛、側小葉は全縁。
花期:4-6月
分布:本(近畿地方以北の日本海側)
撮影:2008.5.11 秋田県大仙市
オオケタネツケバナ-2
果実や萼片外側には白毛が生える。 2011.5.22 青森県六ヶ所村

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