オオボウシバナ

オオボウシバナ(ツユクサ科)[大帽子花]

帽子花とはツユクサのことで、全体に大型なのでこの名がある。別名アオバナオオウツクシバナという。

国内由来と推定されるツユクサの栽培変種である1年草。全体に大型で茎は直立し、高さ1m、花は幅4-5cmに達する。早朝に花を開き、午前中にしぼむ一日花。花弁の汁を採って青花紙を染め、これを友禅染・絞染の下絵に使う。滋賀県草津市では青花紙作りが江戸時代中期から盛んで、市の花に「アオバナ」を指定している。栽培のほか、逸出して湿った道端や荒れ地に生える。

ツユクサは花は小型で幅は1.5-2cm。
花期:7-8月
分布:栽培種
撮影:2023.7.6 横浜市南区
オオボウシバナ-2
花は見た目にもすぐ分かる大きさで、直径4-5cmに達する。 2023.7.6 横浜市南区

オオボウシバナの総苞
内折する総苞はやや鎌形。 2023.7.6 横浜市南区

オオボウシバナの花序
総苞の内側に数個の花をつけ、早朝に左右2個ずつ開花して昼前にはしぼむ。 2023.7.6 横浜市南区

オオボウシバナの葉
葉は大型の披針形。 2023.7.6 横浜市南区

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