オオアキノキリンソウ

オオアキノキリンソウ(キク科)[大秋の黄輪(麒麟)草]

アキノキリンソウの亜種で、海岸に近い草地や山地の林縁に生え、高さ60-80cmになる多年草。茎は太く直立する。 別名オクコガネギクという。
葉は互生し、上部の葉は狭楕円形、下部の葉は広卵形で大きく、長さ10-15cm、幅7-10cmで先はとがる。
茎頂と上部で分枝した枝の先の花序に直径1.2-1.3cmの頭花を多数密集してつける。周りに雌性の舌状花が1列、中心に両性の筒状花が多数ある。舌状花、筒状花とも黄色。アキノキリンソウより花付きがよいので華やかさがある。総苞は長さ5mmの鐘形、総苞片は3-4列、外片は1-1.5mmの卵形でとがる。花柄は長さ5-7mmで長さ1-1.5mmの小苞を2-3個つける。
痩果は長さ3-4mmの円柱形で、上部にやや密に毛がある。

アキノキリンソウは、茎が細長くひょろっとした感じがする。葉が小さくて花付きも少なく、痩果は無毛または毛を散生する。
花期:8-10月
分布:北(西南部)・本(北部)
撮影:2013.8.17 青森県東通村

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