ムラサキタカネアオヤギソウ

ムラサキタカネアオヤギソウ(シュロソウ科)[紫高嶺青柳草]

別名タカネシュロソウという。シュロソウの高山型。

亜高山帯~高山帯のやや乾いた草地や礫地に生える多年草で、高さ20-40cmになる。地下に肥厚した根茎がある。
葉は茎の下部につき、縦じわがあり長さ6-15cm、幅0.8-1.5cmの線状披針形で先はややとがり、基部は鞘になる。茎の基部は古い葉鞘が腐って残ったシュロ状の繊維に被われる。
花茎の上部に白い軟毛のある円錐状の花序を出し、直径1-1.2cmで紫褐色の花をややまばらにつける。花被片は6個で長さ5-6mmの楕円形~倒披針形、縁は内側に曲がる。雄しべは6個で花被片のほぼ半長、花糸は上半部で外側に曲がる。花柱は3個で内面に柱頭がある。
果実は長さ1-1.2cmの楕円形の蒴果。
花期:7-8月
分布:本(関東地方・中部地方)
撮影:2002.8.2 長野県大町市

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