ミヤマタニソバ

ミヤマタニソバ(タデ科)[深山谷蕎麦]

山地の湿った林下に群生する1年草。茎は細くふつう直立して高さ10-40cmになり、節部に下向きの刺毛がある以外は刺はない。
葉は互生し、下部では長い柄があり上部では無柄となる。長さ幅とも1.5-5.5cmの3角形で全縁、先はとがり基部は切形。質は薄く、両面に細毛があり、表面に八の字形の暗色の斑紋がある。托葉鞘は緑色の短い円柱形で膜質、先はしばしば葉状となる。
枝先に二叉に花茎を出し、小さく目立たない花をごく少数つける。花被は白色で5裂し、長さ約3mm。
果実は長さ約3mmの3稜形の痩果。褐色で光沢がある。

タニソバ
は茎は赤みを帯び、葉は卵形で花はまとまって咲く。市街地でも見られ、庭にも生えてくる。
花期:7-10月
分布:本・四・九
撮影:2006.9.15 東京都八王子市
ミヤマタニソバの花
二叉に花茎を出す。 2006.9.15 東京都八王子市

ミヤマタニソバの芽出し
春の芽出しの頃。 2018.5.2 東京都八王子市


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