クロトウヒレン

クロトウヒレン(キク科)[黒塔飛廉・黒唐飛廉]

名は、蕾や総苞が黒いトウヒレンの意味。「ヒレン」は「ひれ」から来ているとか、ヒレアザミの漢名だとかいわれている。本当のところはよくわからないが、元々は中国で空想上の動物の名であったものを、ヒレアザミの漢名として充てたというのが妥当なところか。それをそのまま日本で音読みしたものだろう。
亜高山帯~高山帯の日当たりのよい草地に生え、高さ30-60cmになる日本固有の多年草。本州中部の日本海側の高山に偏って分布する。
茎に狭いが目立つ翼がある。
葉は互生し、茎葉は長さ5-15cmの広卵形~卵形で縁に粗い鋸歯がある。基部は心形~切形で先は細くなってとがる。葉柄はひれとなって茎に流れる。
茎頂に淡紅紫色の頭花を2-3個つける。頭花はほとんど花柄がなく、密集してつく。総苞は直径1.7cmほどの球状鐘形で茶褐色の毛が密生し、色は暗紫色。総苞片は6列で先がとがり、斜上する。外片は内片より短く、広卵形で先端が短く尾状に伸びる。
果実は長さ4-6mmの痩果。
花期:7-9月
分布:本(中部・山形県)
撮影:1999.7.25 新潟県妙高高原町
クロトウヒレン-2
2003.9.13 長野県安曇村


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