クロバナロウゲ

クロバナロウゲ(バラ科)[黒花狼牙]

名は、花が黒みを帯び、ミツモトソウ(漢名を狼牙という)に草姿が似ていることからついたもの。
山地の湿原や湿地に生え、高さ30-60cmになる多年草。根茎は木質で太い。茎はやや太く、下部は伏毛があり分枝して地をはい、上部は腺毛があり直立する。
葉は互生し、3-7個の小葉からなる奇数羽状複葉。小葉は長さ4-7cmの狭長楕円形で縁に浅い鋸歯があり、表面は白緑色、裏面は粉白を帯び絹毛がある。
茎頂と上部の葉腋に少数の5弁花をつける。花は暗紅褐色で直径1.5-2cm。萼は有毛で5深裂し、裂片は狭卵形で花弁状、鋭くとがる。花弁は卵形で先は鋭くとがる。花弁は萼片の間にあり萼片よりはるかに小さい。副萼片は5個で花弁の外側につき小さい。雄しべと雌しべは多数。花床は円錐形で毛があり花後に少し膨らんでスポンジ状になる。
果実は痩果で無毛。
キジムシロ属に入れられることもあるが、花床が膨れることから、クロバナロウゲ属とされる。
花期:6-8月
分布:北・本(東北・尾瀬・日光・北アルプス)
撮影:2009.7.26 秋田県鹿角市
クロバナロウゲの花
花弁状の萼片の間に小さな花弁があり、下に副萼片がある。


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