コウボウシバ

コウボウシバ(カヤツリグサ科)[弘法芝]

名は、同じく砂浜に生えるコウボウムギより小さいことから、それに相対して付けられたもの。

海岸の砂地や塩湿地に普通に生え、高さ10-30cmになる多年草で太くて長い地下匐枝が砂中で横走してまばらに生える。
茎は3稜形で平滑、基部の葉鞘は葉身がなく、紫褐色で少し糸網がある。
葉は茎より長く、幅2-4mmほどの線形で光沢があり硬く、白色を帯びた緑色。
上部1-3個の小穂は雄性で長さ2-3cmの線形で黄褐色。下方の2-3個の小穂は雌性で接近してつき、長さ1.5-3cmの長楕円形~円柱形で短い柄があって直立し、全体は黄緑色だが雌花の鱗片の一部は赤色を帯びる。苞は茎より長く、基部に短い鞘がある。雌鱗片は狭卵形で鋭頭、果胞より短く、短い芒がある。果胞は長さ6-8mmの長卵形、コルク質で硬く、表面は無毛、先端は次第に狭まって嘴となり、口部に硬く鋭い2歯があり、乾くと褐色を帯びる。柱頭は3岐。
果実の横断面は3稜形で頂部は湾曲した嘴状。
果期:4-7月
分布:日本全土
撮影:2011.6.5 秋田県男鹿市
コウボウシバ-2
葉は硬く、茎より長い。 2021.5.14 神奈川県横須賀市

コウボウシバ-3
果胞は膨れてコルク質になり、嘴は徐々に狭まる。 2021.5.14 神奈川県横須賀市

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