コメナモミ

コメナモミ(キク科)[小豨薟・小雌菜揉み]

名はメナモミに似てやや小さいことからついたもの。

山野の荒れ地や道端に生え、茎は短い伏毛がまばらにあるが目立たず、直立して高さ0.5-1mになる1年草。全体に腺毛がある。
葉は互生し、長さ5-13cm、幅3.5-11cmの卵状3角形で先はとがり、縁に不規則な鋸歯があり両面に短い伏毛が生える。質は薄く、3本の葉脈が目立つ。
頭花は茎の上部で分枝した円錐花序につき、両性の筒状花を1列の目立たない雌性の舌状花が囲み、いずれも結実する。筒状花冠は黄色で先は5裂、舌状花冠は長さ1.5-2.5mmで黄色、先は3裂する。舌状花は盛りが過ぎると赤みを帯びる。花床にはくぼんだ鱗片があり小花を1個ずつ抱く。鱗片に腺毛が密生して粘る。総苞片は5個で開出し、狭いさじ形で柄のある腺が多数つく。メナモミと違って花柄には柄のある腺はない。
痩果は長さ約2mmの4角柱で無毛、冠毛はない。腺毛の生えた総苞片や鱗片が痩果と一緒に動物にくっついて種子の散布を助ける。

メナモミはよく似るが、茎は太く、長い開出毛が密生する。花柄にもしばしば柄のある腺がある。
花期:9-10月
分布:日本全土
撮影:2003.9.20 秋田県田沢湖町
コメナモミ-2
頭花は筒状花と目立たない舌状花からなる。 2014.10.24 横浜市栄区

コメナモミ-3
5個の総苞片には腺毛があり、衣服に粘り着く。花柄には腺毛はない。 2017.10.12 神奈川県三浦市

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