コバノトンボソウ

コバノトンボソウ(ラン科)[小葉の蜻蛉草]

山地帯から亜高山帯まで、日当たりのよい湿地や草地に生える多年草で、茎は直立し高さ20-40cmになる。根の一部は紡錘状に肥厚する。
葉は茎のやや下部に1個、直立または斜上してつき、やや質が厚く、長さ3-7cm、幅0.5-1.5cmの広線形で基部は茎を抱く。茎の中上部に数個の披針形の鱗片葉が茎にへばりつくようにつくが目立たない。
茎の先の総状花序に淡黄緑色の小さな花が一方に偏ってつく。最下部の花の苞は子房より短い。背萼片は長さ2-2.5mmの卵形。側萼片は長楕円形、側花弁は斜長楕円形でともに背萼片より少し長い。背萼片と2個の側花弁が兜状になり、唇弁は舌状で長さ2.5-4mm、距は1.2-1.8cmと長く、後上方に跳ね上がる。
果実は蒴果。
似ているホソバノキソチドリは、距が下~前方に曲がる。
花期:6-8月
分布:北・本・四・九
撮影:2006.7.30 福島県檜枝岐村
コバノトンボソウ-2
距は長く、後ろ上方に跳ね上がる。 2009.7.26 秋田県鹿角市

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