ケキツネノボタン

ケキツネノボタン(キンポウゲ科)[毛狐野牡丹]

キツネノボタンに似ていて茎や葉に毛が多いことからこの名がある。

田のあぜや小川の縁など、日当たりのよい湿ったところに普通に生える代表的な水田雑草で、直立して高さ30-60cmになる多年草。茎は中空で上部でよく分枝し、全体に開出する白毛が密生する。
葉は1回3出複葉で、小葉はさらに3裂し、鋭い鋸歯がある。
花は直径1cmほどの5弁花。
花後に痩果が集まった金平糖のような集合果をつける。花柱の先はほとんど曲がらないか多少曲がる。完熟した痩果の扁平面の縁に沿って明瞭なリング状の稜がある。

よく似たキツネノボタンは、痩果の扁平面の縁の稜が不明瞭。
キツネノボタンとの見分け方として、従来は茎や葉の毛量や形、花柱の曲がり方などを基準として区別してきたが、これらの形質の変化は連続的でそれだけでは区別できないといわれる。痩果の縁に沿う稜の有無を確認すれば明確に見分けられる。
花期:3-7月
分布:本・四・九・沖
撮影:2003.5.5 埼玉県吉見町
ケキツネノボタン-2
田のあぜなどに普通に生える水田雑草。 2017.4.26 横浜市戸塚区

ケキツネノボタンの茎と葉
全体に開出する白毛が密生する。葉は3出複葉で小葉は粗く切れ込む傾向がある。 2017.4.26 横浜市戸塚区

ケキツネノボタンの花
花は直径1cmほどの5弁花。 2017.4.26 横浜市戸塚区

ケキツネノボタンの果実
花柱の先はほとんど曲がらないか多少曲がる程度。完熟した痩果の扁平面の縁に沿って明瞭なリング状の稜がある。 2017.4.26 横浜市戸塚区

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