イワウメ

イワウメ(イワウメ科)[岩梅]

名は、岩場に生え、花が梅に似ていることからついたもの。高山帯の岩棚等に生える常緑の矮小低木で、一見すると苔のようにも見える。
岩場を分枝しながらはうように枝を張り広げ、高さ3cmほどの密なマット状の群落をつくる。梅雨どきに山に行くと、夏の華やかな花々に先駆けて、その低い丈には不釣り合いなほど大きな花をまっすぐ上に向けて開いていて、いかにも高山植物らしい風格を漂わせている。よくイワヒゲミネズオウと同じところに生えている。
幹はよく分枝し、厚い革質で光沢がある長さ1cmほどの先がくぼんだ倒卵形の葉を密につける。全縁で脈はわずかにくぼみ、裏面は淡緑色。
枝先に長さ1-3cmの短い花茎を伸ばし、花弁が卵円形で梅に似て淡緑黄白色の花を1個ずつつける。花冠は直径1-1.5cmの5中裂した短い鐘形で平開し、中心の黄色い5個の雄しべがよく目立つ。 萼は5裂し裂片は楕円形。
果実は長さ3mmの卵状球形の蒴果。
まれに淡紅色の花をつける株があり、ベニバナイワウメという。
花期:6-7月
分布:北・本(中部以北)
撮影:2001.6.16 岩手県大迫町


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。