イワインチン

イワインチン(キク科)[岩茵蔯]

名は、岩場に生えるヨモギ(茵蔯はヨモギ類の漢名)の意であるが、ヨモギ属ではなく、キク属。海岸に生えるイソギクやシオギクに近い。キク属特有の精油成分があるようで強いキクの香気がある。
亜高山帯~高山帯の日当たりのよい乾いた草地や礫地に生える多年草で、茎は枝を分けず高さ10-30cmになる。
茎葉は密に互生して羽状に深裂し、裂片は線形で幅1-2.5mm。裏面は銀白色の綿毛が密生する。
頭花は直径3-5mmで黄色、散房状に密集してつき、舌状花はなく筒状花だけからなる。筒状花の周辺部が雄花で中心部は両性花。痩果は短毛が生え、冠毛はない。
別名インチンヨモギ。近縁のオオイワインチンは、群馬(荒船山・妙義山)、長野県に生え、高さ20-60cmになり頭花の直径は5-6mmと大きい。
花期:8-10月
分布:本(東北南部以南~中部以北)
撮影:2004.7.17 静岡市葵区

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