ヒメツルニチニチソウ

ヒメツルニチニチソウ(キョウチクトウ科)[姫蔓日日草]

名はツルニチニチソウに似ていて、花も葉も小さいことからついたもの。

園芸用に栽培されたものが逸出し野生化しているが、まだツルニチニチソウよりは少ないようだ。
ヨーロッパ原産の常緑の多年草。茎は長く地をはい、分枝して節から発根して殖える。
葉はほぼ無柄で対生し、長さ2.5-3.5cmの長楕円形で光沢がある。
有花茎は直立し、対生する葉の両側の葉腋のうち片方1個ずつ交互に、直径2-3cmの淡青紫色で漏斗形の花をつける。萼片は5個で披針形、縁は無毛。花冠上部は5深裂し、裂片はややらせん状にねじれて平開する。雄しべは5個で葯は黄色、雌しべは1個。
果実は円柱形の袋果。

ツルニチニチソウは花は直径3-5cmと大きく、萼片は線形で長く、縁に毛がある。匍匐する茎は途中の節から発根しない。
花期:3-7月
分布:帰化植物
撮影:2017.3.31 横浜市中区
ヒメツルニチニチソウの萼片
萼片は披針形で短く、無毛。ツルニチニチソウの萼片は線形で長く、縁に毛がある。 2017.3.31 横浜市中区

ヒメツルニチニチソウ-2
葉は長楕円形でツルニチニチソウより幅が狭い。花も小さい。 2017.3.31 横浜市中区

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