ハチジョウキブシ

ハチジョウキブシ(キブシ科)[八丈木五倍子]

キブシの海岸型変種で、沿海の山地に生える雌雄異株の落葉低木。エノシマキブシとよばれるものも含まれる。
YListではエノシマキブシをキブシとハチジョウキブシの両方の別名として記載して区別していないが、エノシマキブシはキブシと狭義のハチジョウキブシの中間的なタイプで関東地方南部に分布し、裏面脈上に毛があるタイプ、ハチジョウキブシは主に伊豆諸島に分布し、葉は細長く、基部はくさび形、葉裏が無毛のタイプをいうらしい。
ハチジョウキブシは、キブシに比べて枝が太く、葉は大きくて硬く、長さ10-17cmの広卵形~長卵形で基部は円形~浅い心形。裏面はやや白色を帯びる。
花序は長く花も長さ0.8-1cmと大きい。果実は長さ0.8-1.5cmの広楕円形の乾いた液果。
花期:3-4月
分布:伊豆諸島・本(関東地方南部)
撮影:2016.3.25 神奈川県横須賀市

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