ハマタカトウダイ

ハマタカトウダイ(トウダイグサ科)[浜高燈台]

タカトウダイに似ていて海岸に生えるのでこの名がある。

山野に生えるタカトウダイの海岸性の品種。風の強い海岸の環境に適応したもので、タカトウダイに比べ全体に小型。
海岸の礫地や草地に生える多年草で茎は地をはい、先が起き上がり高さ10-60cmになる。
茎葉は互生しやや厚く無柄、長さ3-8cm、幅1cmの狭楕円形で縁に細かい鋸歯があり、基部はくさび形で先は鈍形。茎の先に長さ2-4cmの楕円形~広卵形の葉を数個輪生、花序の下の苞葉は菱状卵形。
多数の花序をつけるが、花序の枝は短いので花序が密集する。花序の腺体は楕円形。子房は無毛で表面に小さないぼ状突起があり、果実になっても残る。果実は球形の蒴果。

母種のタカトウダイは背が高く、1mを超えるものも多い。花序はややまばらに花がつく。
花期:6-9月
分布:本・四・九
撮影:2016.7.5 神奈川県三浦市
ハマタカトウダイ-2
花序の枝が短く、花が密集する。 2016.7.5 神奈川県三浦市

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