ゴマナ

ゴマナ(キク科)[胡麻菜]

名は葉がゴマに似て食べられる草という意味だが、ゴマの葉とは特に似ているとはいえない。葉をもむとかすかにゴマの香りがするからという説もある。
山地の草原や林縁など、やや湿った日当たりのよいところに生える多年草で、茎は直立し高さ1-1.5mになる。
丈が高く、細かく白い花を密生してつけるので遠目に見てもわかりやすい「野菊」。茎に短毛があってざらつく。根茎は太く横にはう。
根生葉は夏期には枯れてない。茎葉は互生して短い柄があり、長さ13-19cm、幅4-6cmの長楕円形~披針形で先は鋭くとがり基部は狭いくさび形で縁に粗い鋸歯がある。両面に短毛があるので触るとざらつく。裏面に腺点がある。
枝先に多数の花柄を出し、直径1-1.5cmの小さな頭花を散房状に密生してつける。舌状花は白色で10-20個つくが、均等に並ばずに偏ってつく。筒状花は黄色、長さ6mmで多数つく。総苞は長さ3-3.5mmの筒状鐘形、総苞片は線形で鋭頭、2-3列で短毛が密生する。
果実は長さ2.5mmの狭長楕円形で微毛が密生した痩果で、冠毛は長さ4-5mm、白色でやや褐色を帯びる。
若葉は食用になる。
イナカギクシロヨメナに似ているが、これらは葉に3本の主脈があるので区別できる。
北海道、東北北部には総苞は長さ4-5mmあり、大型で全体に毛の多いエゾゴマナが分布するとされているが、丈の高さや毛の多少は地域的なまとまりはなく、この2点では区別できないという。
花期:8-10月
分布:本
撮影:2001.9.15 岩手県松尾村

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