ベニバナイチヤクソウ

ベニバナイチヤクソウ(ツツジ科)[紅花一薬草]

深山から亜高山帯の腐植に富んだ樹林下に群落をつくるになる多年草で、部分的菌従属栄養植物(混合栄養植物)と考えられている。目立たないものが多いイチヤクソウの仲間ではもっとも華やかで美しい。他のイチヤクソウと違い地下茎が伸びて辺り一面に群生することが多い。
葉は長さ3-5cmの柄があって根際に2-5個がつき、常緑で光沢があり、長さ3-5cm、幅2.5-4.5cmの円形~卵状楕円形で先は円く基部は円いかやや心形。脈はへこみ縁に目立たない細鋸歯がある。
長さ10-25cmの花茎を伸ばして先に総状花序をつくり、7-15個の桃色の花をらせん状に下向きにつける。花茎は赤味を帯び、1-3個の広披針形の鱗片葉がある。花は直径1.2-1.5cm。花弁は桃色で5深裂する。雄しべは10個で葯は赤紫色、花柱は長さ6-8mmで湾曲し花外に突き出る。萼は5裂し、萼片は長さ2-3mm、幅1-1.5mmの広披針形~狭卵形で先は急にとがる。苞は広披針形。
果実は直径7mmほどの扁球形の蒴果。種子は長楕円形で両端に翼状の突起がある。
「一薬草」の名は、一番よく効く薬草の意味で、強心・抗菌などの作用があり、切り傷や虫刺されには、生の葉をもんで汁をつけると効果があるという。
花期:5-7月
分布:北・本(中部以北)
撮影:2003.6.15 岩手県玉山村
ベニバナイチヤクソウ-2
2013.6.1 青森県東通村

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